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尖閣諸島と大熊猫

上野動物園のパンダといえばリーリー(力力)とシンシン(真真)。これは来日後に日本国内で公募されて命名されたのだが、本来の名前はビーリー(比力:bili)とシェンニュィ(仙女:xiannü)。リーリーとシンシンは言わば日本国内で営業するための藝名であり、いずれ中国へ帰国したら本名の比力と仙女に戻るわけだ。まあ言ってみれば東南アジアから興行ビザで来日したタレントみたいなものである。

ところで二頭のあいだに生まれた幼獣の命名についても、民間から公募されることになりそうとのこと。しかし幼獣の命名については中国の了承が必要という一項があるため、あまり日本的な命名は見送られる可能性が高い。まあシンシンという名前も「真」という漢字音が「シン」だからだが、漢語音では「真」は zhen である。子音のzh-は日本語には存在せず、むりやりカタカナ表記すれば「ジェン」であり「シン」(shin)ではない。だから「真真」は shinshin ではなく zhenzhen なので、いずれ帰国すれば「シンシン」という存在は消滅してしまう。どうせシンシンにするなら、例えば「杏杏:xingxing」、「幸幸:xingxing」などにしておけばよかったと強く思う。上野動物園側には、中国産の稀少動物の命名に関する知識も配慮も不足していたということだ。

ところで最近、東京都知事の石原慎太郎が「パンダの名前なんかどうでもいい、どうせなら(尖閣諸島由来の)『センセン、カクカク』にしろ」と吠えて、これに喜ぶバカな嫌中派が大喝采しているが、実にくだらない。まあそれはそうと尖閣(jiange)という命名について考えてみる。まず「尖:jian」だが「尖」(とがる)という漢字を重ねて「尖尖(センセン)」というのは意味がわからない。次に「閣:ge」だが、母音の e は曖昧母音でありこれも日本語音には無い。よってカタカナ表記ができない。むりやり表記すればグー、またはゴーだが gu と go と ge は全く違う発音なのである。そもそも「閣」とは「高い建物」という意味なので、これを重ねて「閣閣」とする理由が不明。よって石原都知事の命名方法は全く無意味というか意味不明ということになる。

上野動物園に在籍した歴代のパンダたちだが、カンカン(康康:kangkang)、ランラン(蘭蘭:lanlan)、ホアンホアン(歓歓:huanhuan)、フェイフェイ(飛飛:feifei)トントン(童童:tongtong)、ユウユウ(悠悠:youyou)は漢字も音も巧い組み合わせとなっていた。今回生まれた幼獣についても、無理矢理な日本漢字音など採用することなく、漢字の意味と漢語の発音を巧く組み合わせた命名が求められる。

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とかなんとか書いていたら死んじゃいましたdanger

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