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生きていればどうにでもなる

The New York Timesの日曜版に水木しげるが強烈なイラストメッセージを掲載した。その後『週刊文春』4月21日号「私の『日本』再生計画 10人の大提言」という記事が掲載された。10人というのは次の方々。

塩野七生/『海に浮かぶ都』ヴェネツィアに学べ
西村賢太/リーダーのハッキリした言葉を聞きたい
竹中平蔵/菅政権『地震対策』は子どものサッカー
水木しげる/生きていればどうにでもなる
柳田邦男/『心の復興』の視点を
玄侑宗久/放射能に負けない『三春の桜』
安藤忠雄/国民が痛みを分かち合う復興を
堀江貴文/日本製品の安全性を世界に訴えて
岡崎久彦/震度9にも耐えうる世界一の原発を開発せよ
石原信雄/総理は何でもやりたがる

この中で、あきらかに水木サンの提言だけが突出している。


book今回の震災被害は戦争体験と似てるけど違うんですよ…亡くなった人たちは気の毒だけど、生き残った人たちはもう生きるか死ぬかってことはない。私の経験から言えばね、本人が生きていれば、あとはどうにでもなるんです。

book私も戦時中に配属された南方ニューギニアのニューブリテン島で爆撃を受け、左腕を失って日本に帰国しました。それからは魚屋をやったり、輪タクをやったり、生きるために必死に働きました。私だけではなく、皆がみんな無我夢中で働いていた。

book今回の震災も戦後の復興と同じように食うためには火の玉みたいに働かなければいかんってことです。自分だけが生き残ったとしても悲観せずに生きるんです。死んだらいかんですよ。ですが、放射能漏れはかなわんな…

bookでも暗い方が具合がいいこともある。私は常々、「電気が妖怪を消した」と思っているんですが、停電のおかげで夜、街灯が消えたので、これから妖怪が姿を現しますよ。

book南方で暗闇の中を歩いていたら、突然、妖怪「ぬりかべ」に会ってそれ以上前に進めなくなったことがあったんです。ところがぬりかべが消えたあと前を見ると、すぐ先は崖になっていました。私はぬりかべに命を救われたんです。

bookこれからは自然と仲良く行きていくことを考えなければいかんね。


地獄のニューギニア戦線から奇跡的に生還し、戦後も貧困地獄を生き抜いた水木サンだけに、凄い説得力がある。水木サンの提言がピントがズレているなどと言ってはいけない。水木サンが、例えば塩野七生や竹中平蔵と同じようなレベルの提言などするわけがないし、またそんなことを期待してはいけない。水木サンは根源的なところから発言しているのである。

この提言は「私だけが生き残ってしまった…」と嘆く人々への、水木サン流のエールなのだ。

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