2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »

2011年4月

生きていればどうにでもなる

The New York Timesの日曜版に水木しげるが強烈なイラストメッセージを掲載した。その後『週刊文春』4月21日号「私の『日本』再生計画 10人の大提言」という記事が掲載された。10人というのは次の方々。

塩野七生/『海に浮かぶ都』ヴェネツィアに学べ
西村賢太/リーダーのハッキリした言葉を聞きたい
竹中平蔵/菅政権『地震対策』は子どものサッカー
水木しげる/生きていればどうにでもなる
柳田邦男/『心の復興』の視点を
玄侑宗久/放射能に負けない『三春の桜』
安藤忠雄/国民が痛みを分かち合う復興を
堀江貴文/日本製品の安全性を世界に訴えて
岡崎久彦/震度9にも耐えうる世界一の原発を開発せよ
石原信雄/総理は何でもやりたがる

この中で、あきらかに水木サンの提言だけが突出している。


今回の震災被害は戦争体験と似てるけど違うんですよ…亡くなった人たちは気の毒だけど、生き残った人たちはもう生きるか死ぬかってことはない。私の経験から言えばね、本人が生きていれば、あとはどうにでもなるんです。

私も戦時中に配属された南方ニューギニアのニューブリテン島で爆撃を受け、左腕を失って日本に帰国しました。それからは魚屋をやったり、輪タクをやったり、生きるために必死に働きました。私だけではなく、皆がみんな無我夢中で働いていた。

今回の震災も戦後の復興と同じように食うためには火の玉みたいに働かなければいかんってことです。自分だけが生き残ったとしても悲観せずに生きるんです。死んだらいかんですよ。ですが、放射能漏れはかなわんな…

でも暗い方が具合がいいこともある。私は常々、「電気が妖怪を消した」と思っているんですが、停電のおかげで夜、街灯が消えたので、これから妖怪が姿を現しますよ。

南方で暗闇の中を歩いていたら、突然、妖怪「ぬりかべ」に会ってそれ以上前に進めなくなったことがあったんです。ところがぬりかべが消えたあと前を見ると、すぐ先は崖になっていました。私はぬりかべに命を救われたんです。

これからは自然と仲良く行きていくことを考えなければいかんね。


地獄のニューギニア戦線から奇跡的に生還し、戦後も貧困地獄を生き抜いた水木サンだけに、凄い説得力がある。水木サンの提言がピントがズレているなどと言ってはいけない。水木サンが、例えば塩野七生や竹中平蔵と同じようなレベルの提言などするわけがないし、またそんなことを期待してはいけない。水木サンは根源的なところから発言しているのである。

この提言は「私だけが生き残ってしまった…」と嘆く人々への、水木サン流のエールなのだ。

田中釣具店

元キャンディーズのスーちゃんこと田中好子さん死去。

私の周りではランちゃん>スーちゃん>ミキちゃんだったな。私はミキちゃん派、マイナー好きは昔から…でもミキちゃんは歌巧いし大人っぽい色気もあり、好きだったなあ。それにしてもスーちゃんが逝くなんて悲しいニュースだ。春になると知らず知らず『微笑み返し』を口ずさんでしまう。

それからキャンディーズといえば洋楽。こんな素敵な動画がアップされている。シュープリームスメドレーってのもよいし、意外な共演者も素敵。なんだかただのファンのボヤキになっちまったな(苦笑)

さよなら、スーちゃん、安らかに。

駅舎の思い出

JR石巻線の女川駅。瀟酒な駅舎だった。
Dsc_0262


階段の青い筋の横には「チリ地震津波のときはここまで水が来た」と書いてあった。
Dsc_0263


構内にはキハ40が留置されていた。グーグルアースで見てみたら赤っぽい車輛が横転していた。きっとこの車輛だろう。
Dsc_0260


現役車輛も横転していた。なんとも言いようがない。
Dsc_0270

Dsc_0269

世界は停まらない

東北大震災の陰に隠れているが世界は動いている。

中国ではジャスミン革命の抑え込みに本腰が入れられたようで、これまである程度黙認されていた国内からのツイッター発信などが、当局により封じ込められ始めている。かなり徹底的な封じ込めのようで、今まで以上に言論統制を徹底する構えの様子。

チベット亡命政府首相選挙では国際法学者のロブサン・スインゲ氏が有力視され、ダライラマ14世の後を襲うようだ。

東北大震災で日本にも救助隊を送り込んで評価された中国だが、相変わらず国境線の確保には余念がなく、3/26には東シナ海で海上自衛隊護衛艦への急接近を行っている。

臺灣では日本支援のための義援金が100億円を超えた。親日国としての臺灣に対しての評価が高まっている。

リビアでは多国籍軍による軍事介入、体制派と反体制派が泥沼の戦いを続けている。中国とロシアはリビアへの武力行使を容認した国連安保理決議に協同で反対している。

中国外務省曰く「中国は一貫して国際関係での武力行使には賛成しない」というわかったようなわからないような発言。やはり中露は欧米とは一線を画すのだなと何故か納得。

胡錦濤国家主席は多国籍軍に停戦を要求。「武力では問題を解決できず、複雑化させるだけであり、対話など平和的手段こそ解決の活路となる」と述べた。

しかし先のチベット亡命政府スインゲ氏は「(対中関係について)我々は対話を望む。ボールは中国側にある」と述べ、交渉を拒否する中国政府を牽制している。

臺灣でも、日本の教科書検定の「尖閣諸島は日本領土である」という記述に対する抗議の声が出ている。国家的発言と庶民的発言の違いとはいえ、極めて正常な反応であろう。

日本が、さまざまな意見や議論を自ら封殺しない国であり続けることを願う。

« 2011年3月 | トップページ | 2011年5月 »