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天罰

石原都知事の「天罰」発言を聞いて思う。

「津波をうまく利用して『我欲』を一回洗い落とす必要がある。やっぱり天罰だと思う」日本人のアイデンティティーは我欲になった」「例えば、減税という耳障りのいい言葉で釣られて国民が歓迎するという心情が、今の政治を曲げている。(今回の震災が)大きな反省の一つのよすがになるのではないか」などというのが発言の趣旨らしい。

何が天罰か。何が反省か。一億総懺悔でもせよというのか。東北の人々が大地震と大津波で愛する家族や友人を、家を財産を、故郷を失い、絶望と飢えと不安に苛まれている。「首都圏に電力を供給するための」福島原発が破壊され、福島の人々が危険にさらされている。この十数年「日本的なもの」が失われて行くことを憂慮していた人々が、個人的に「この天災を『天罰』と受け止めて反省しよう」と考えるのは勝手にすればよろしい。石原都知事を含む首都圏の人間が反省するならよいが、この激甚災害をして「国民への天罰」などと曲解する発言など論外である。

「津波をうまく利用して」とはどういうことか。都知事が言うところの「我欲」を洗い落とす必要があるとすれば、それは政府や行政、教育そして国民ひとりひとりの役目であり、断じて「津波をうまく利用」することではない。未だに元寇の神風に浸っている了見がわからない。そもそも都知事がしたり顔で言うところの「我欲」はお膝元の首都圏にあるのではないか。また天罰が下るべきは、この災害に乗じて義援金詐欺を働いたり、火事場泥棒をしたり、被災地でもないところで大量の買い占め且つ転売など企んでいる輩だ。

反省するヒマがあったら過剰な自粛はせず、毎日100円でもいいから買い物をしよう。余裕があればできるだけ。経済活動が停まってしまっては元も子もない。ムダな買い物はしないという節約は大事なことだ。しかしその結果、近所の商店街が立ち行かなくなることを頓着しないのであれば、そんな利己的な節約などヤメてしまえと言いたい。できるだけ被災地の、特に岩手、宮城、福島、茨城の食料品や生産物を買おう。諸外国が日本に救援の手を差し伸べることに感謝するだけではない。首都圏の住民が東北に救援の手を差し伸べよう。反省だけならサルでもできる。

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コメント

宋文州さん(ソフトブレーン創業者で経営コンサルタント)のツイート

「我欲が地震と津波を招いたのではない。我々(石原さんも含めて)が我欲を持つのは当然であり、種の保存にとても大事な本能だ。我欲が天罰を受けるならば人類は誕生していない」

真っすぐなご意見で傾聴に値する。同意!

石原都知事の天罰発言をググると、擁護、賛同、同調するご意見が散見される。よほど日本が天罰を受けて然るべしと考える人々がいるらしい。
これは自然災害であり、地震や津波は人間を罰するために起こるものではない。「最近の日本人は我欲に囚われている。そろそろ海底プレートを動かそう」と誰が考えるのか? 誰がそうするのか? だからこそ「天罰だ」と言いたい(思いたい)のだろうが、自然災害に仮託してオカルト思考に走るのはヤメてほしい。
少数の個人が勝手にそう思うのはしかたないとしても、都知事のような首長が公言するなど言語道断。どうしてそう思わないのだろうか。

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