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陸奥阿房列車 八戸~久慈~青森

八戸線に乗って終点の久慈まで往復した。
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八戸線には鮫、大蛇、侍浜と珍名駅がある。鮫なんていかにも三陸という雰囲気で良いではないか。「次はサメです!」という車掌のアナウンスが面白い。「次はクジラです!」「次はイルカです!」なんてことになるともっと面白い。どうせなら「次はホヤです!」「次はナマコです!」「次はキタフウセンイソギンチャクです!」というのも良いな。ナンダカヨクワカラナイ。
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大蛇はダイジャではなくオオジャ。音だけ聞いていると王者に聞こえる。名前に蛇がつく駅はここと蛇田(仙石線)ってのがある。蛇嫌いにはイヤな駅名。侍浜は、寒風吹きすさぶ浜辺に剣豪が佇んでいるようでかっこいいじゃないか。しかし駅周辺は寂しい林の中にあり浜辺からは離れている。岩手県に入ると有家(うげ)という駅があるが、駅の周囲には家が無い。
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途中で乗り込んでくる地元の爺様婆様たちの会話が聞こえてくるが、何言ってんだかさっぱりわからない。日本人は英語ができないとか下手だとか言われるが、方言だってなかなかのものである。津軽弁なんかフランス語みたいだしなあ。同じ冬の海でも太平洋はなんだか明るい。日本海とは違うんだなあ。なあなあといろいろなことをぼんやりと考えているうちに列車は三陸海岸を走る。

終点の久慈駅構内に立ち食いそば屋があった。「こはくそば」というのがあったので食べてみる。カウンターのお嬢さんに尋ねてみると「菊とキノコが入ってるソバです。久慈は琥珀が採れるんですよ。菊の花を琥珀に見立ててるんです」とのこと。とても美味しいというものではないが暖かいそばが腹に沁みる。
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JR久慈駅構内は三陸鉄道北リアス線と共有なので、三陸鉄道のカラフルな車輛が数台留置されている。これに乗り換えて宮古・釜石方面に行きたいのだが、これはまた次回の楽しみとしよう。
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久慈から折り返し八戸から青い森鉄道に乗り換えて青森へ向う。12月4日の青森新幹線開通に伴い、JR東北本線の八戸~青森間は、JR東日本から経営分離されて第3セクターになったわけだ。いくら地方は自動車が普及しているとはいえ、由緒正しい東北本線の一部が第3セクター化され、栄枯盛衰なのだなあとぼんやり思う。

夕暮れの車内で『昭和東北大凶作~娘身売りと欠食児童』の続きを読む。昭和初期の三陸で生まれ育った著者だけに、貧困と飢餓に苛まれた実体験が反映されていて凄い。そうこうしているうちに三沢、野辺地、浅虫温泉を過ぎて夕暮れの青森駅に到着。さすが青森、けっこう雪が積もっていた。

宿に荷物を置いて地元の『成田書店』に向う。ここの郷土出版物コーナーはとても充実しているので好きだ。長田雅彦『最後の狩人たち~阿仁マタギと羽後鷹匠』(無明舎出版)を購い、店を出て駅前の居酒屋に入る。定番のじゃっぱ汁、ホタテの貝焼き、店のお姐さんオススメの下北のイカとソイの刺身を肴に酒が美味い。ほろよい加減で店を出たら粉雪が舞っていた。
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