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陸奥阿房列車 盛岡〜八戸

年末の仕事を無理矢理納めて旅に出た。
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東北新幹線盛岡駅ホームに降り立って、在来線の改札にふらふら歩いて行ったら、JR山田線が大雪のため運休していた。駅員さんに尋ねてみるに「ええ動いでません、宮古まで代替バスが出ますけど、釜石まではわがらないですね、ええJR釜石線も運休です、今日は宮古方面には行がないほうがいいですよ」しかたないので宿泊予定の釜石の宿に電話したら「三陸鉄道も止まってますね…ええ事情が事情ですからキャンセル料はいりません…まだ今度いらしてください」

ま、雪が降れば列車は遅れるのである。線路が雪に埋まったら列車は止まるのである。何も不思議なことはない。とは言え、明日はJR八戸線に乗らねばならぬ。しょうがないので IGRいわて銀河鉄道で八戸に向うことにした。

ぽっかりと時間が空いてしまったので駅の構内をうろうろしていたら、盛岡を代表する書店『さわや書店』の支店があった。ちょっと覗いてみたら、なんともセンスの良い内装で嬉しくなってしまう。郷土出版物コーナーも充実していて、ついつい山下文男『昭和東北大凶作~娘身売りと欠食児童』(無明舎出版)、毎日新聞地方部特報版『東北「方言」ものがたり』(無明舎出版)、田中忠三郎『下北忘れえぬ人びと』(荒蝦夷)と3冊も購ってしまう。これから旅に出ると言うのに何をしておるのか。

盛岡駅前は後から後から雪が降り積もりけっこうな雪景色になっていた。銀河鉄道に乗って八戸へ向う。途中の好摩から分岐するJR花輪線も運休とのこと。車中、先ほど購った『昭和東北大凶作~娘身売りと欠食児童』読む。ここからJR八戸線で本八戸下車。暫し歩いて市内のホテルに投宿、人心地つく。
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市内の屋台村で一杯。気さくな八戸のおばちゃんが勧める八戸名物、サメの酢味噌和え、サバの冷燻、辛味噌(青唐辛子を漬け込んだ味噌)などに舌鼓。これがまた酒によく合う。

常連の二人連れのおっちゃんが酎ハイを頼んだら、おばちゃんが「シガ入れっかね」「おお、あだりめだ、シガ入れでくれや」というやりとりがあった。ぼんやりと聴いていたらおばちゃんが「お客さん『シガ』ってわがる? 氷のこど、このへんで『シガ』って言うんです」と解説してくれた。おっちゃんも「秋田もね、氷のこど『シガ』て言うよ」と教えてくれた。東北方言なのだろう。新潟方言では氷は「こおり」だよなあ。

「お兄ちゃん『ダダミ』てわがる?」おっちゃんがまた尋ねてきた。「何ですか?それ?」「タラのシラコのこどだよ、秋田さ仕入れに行ぐと、シラコのこど『ダダミ』て言うんだ」「へえ、ここ(八戸)では言わねなあ」「んだ、こごらでは言わねけどな」おっちゃん、秋田によく仕入れに行くらしい。

方言飛び交うカウンターで、独りとろとろと酔う八戸の夜であった。

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