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臺灣の水力発電所

二水から集集線に乗って終点の車程で降りると朋友の知り合いの某氏が出迎えてくれた。彼の車に乗って水力発電所(水力電厰)を見学に行く。受付で軽く手を振って挨拶を交わして車は何事もなく施設の中へ。そんなに簡単に見学できるのか。まあ小学生の社会科見学でもダムに行くしね。

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終点の車程からさらに山の中へ入っていくと観光地としても有名な日月潭がある。日本統治時代に水力発電所を建設するため、もともとあった湖に濁水渓から水を引き込み現在の大きさになった。いわば半人造湖である。この水力発電所が戦後に大觀発電所(大觀電厰)となって現在に至っている。更に日月潭の下流に明潭ダム(明潭水庫)というダム湖があって、ここにも大きな鉅工発電所(鉅工電厰)がある。大觀発電所は日月潭から流れ出る水を使って発電しており、さらにここから流れ出た水が下流の明潭水庫に注がれる。そして明潭水庫から流れ出た水を使って発電しているのが、水里にある鉅工発電所なのだ。なんとも効率の良い構造だ。

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まず私が向かったのが鉅工発電所。車を降りて大きな建物に入ると巨大な発電機がぐわんぐわんと動いていた。おお、これはすごい。某氏がいろいろと説明してくれるのを聞き乍ら、おおこれは凄いこれは面白いとあちこち見て回る。

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こっちに来いというので階段を降りていくと巨大なタービンがグルングルンと凄い勢いで回転している。さきほど1階で動いていた発電機のタービン部分なのである。さらにこの下に轟々と水が流れていてこれが明潭水庫から流れ出ているのだ。もっさりとしてどことなく蛭子能収に似た雰囲気を醸し出す某氏は、ヘンな日本人が凄い凄いと喜んでいるのをニヤニヤ笑って眺めている。

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ああ面白かった、と喜んでいたらまた車に乗せられてさらに山奥に入っていく。またもや受付をフリーパスで通り抜けてトンネルに入っていく。と、トンネルが行き止まりになっているところで車を停めここで降りろという。ん?何だここは? 

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ここは大觀発電所、トンネルの奥にある大きな扉から中に入ると巨大な体育館くらいの空間があった。奥にはステージがあり壁には『濁水渓流域水力電厰分布圖』というパネルが…やはり社会科見学で使ったり見学者に説明したりする空間なのだろう。床の真ん中には発電機があってぐわんぐわんと動いていた。

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「ありがとうございます。いいものを見せてもらいました」と言ったら、某氏はにっこり微笑んでまたこっちに来いと階段を降りていく。また地下を見せてくれるのかと後をついて行くと、さきほどと同じように巨大なタービンがグルングルンと凄い勢いで回転している。タービンの他、計器盤だの制御装置だの複雑な機械があっちこっちにあって盛大に発電しているのだった。

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某氏はさらに階段を降りていく。地下1階、地下2階……とうとう地下5階まで連れて行かれた。「ここが一番深いところだよ。ほら見てご覧なさい」と言って指差す場所を見ると金網の下を凄い勢いで水が轟々と流れている。私はいまどれくらい地底にいるのだろう?

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「この大觀発電所は戦前に日本が建設したんだよ。戦後は臺灣の発電所になって臺灣全島の水力発電の半分以上をここでまかなっているんだ。921地震のときもこのへんは被害を受けたんだけどこの発電所はびくともしなかった。日本の建設技術はたいしたものだよ(笑)」

朋友も「ふつうはここまではなかなか見ることができないんだ、今日はよかったね」と言ってくれた。それはそうと某氏はどういう人なの?と尋ねてみたら、彼は発電所の偉い人、それも相当な地位にいる人だった。それじゃ受付フリーパスも当たり前、蛭子能収だなんて失礼しました(笑) わざわざ私ごときのために時間を割いていただき感謝感謝である。

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コメント

発電所まで見に行ったんですなぁ。
こりゃ「私設タモリ倶楽部in台湾」だね。

日月潭付近には発電所があるんだってね、という話をしたら朋友が企画してくれました。まさかあんなとこまで見せてもらえるとはね。良い意味で臺灣もいいかげんだなあ(笑)

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