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餃子餃子した街

宇都宮へ行ってきた。といってもいつものように鉄道に乗ってきたのだが、やはり宇都宮に来たからには餃子を食べねばならぬ。「ならぬ」って気張るこたぁないのだが、名古屋に行ったらきしめんを食べにゃあならぬのと同じだ。それがお約束というものである。

とはいえ独り旅なのでそんなにたくさんハシゴすることもできず、とりあえずJR宇都宮駅前の『宇都宮餃子館』に入ってみる。とりあえず生ビールに焼き餃子を一枚注文しひと齧り……まあこんなもんかなあ……決して不味くはないが、といって吃驚するほど美味しくもない。

店でもらった餃子マップを片手に市内メインストリートを歩く。マップに載っていない餃子屋もあちこちにあるようだ。露地裏にある小さな餃子屋に長い行列ができていたりして、さすが餃子の街だけのことはある。

オリオン通りという商店街を抜けると東武宇都宮駅にぶつかる。このへんでもう一軒の店に入ってみる。名前は『宇味屋(うまいや)』という店だ。カウンターと小上がりしかない小さな店でなんとなく居酒屋風。ここでは生ビールに水餃子を注文。ほどなく出てきた水餃子は一個がけっこうな大きさ。決して不味くはないが、といって吃驚するほど美味しくもない。噛んでもスープが出てこないし水餃子が浮いている湯(スープ)も味が無い。

「餃子マップには乗って(ママ)いない店」と壁に大書してあるが、このあたり宇都宮餃子振興会(そんなのあるのか)との確執とかナントカ、まあそういったムニャムニャというかドロドロというか、そういうものがあるのかもしれないナ……と気楽な旅人は邪推するのであった。

やっぱり中国や臺灣の水餃子のほうがいいなあ。小ぶりで皮がぷりぷりしてて、噛むと熱々のスープがジュワッと出てきて、茹でたスープもダシが効いてて……いや、そうではない。宇都宮で本場の餃子を求めるのがそもそも間違いなのである。ここは北京でも上海でも香港でも臺北でもない。ここは宇都宮、北関東の地方都市なのだ。ここにあるのは「宇都宮餃子」という餃子の一種なのである。

「餃子」というのは水餃子のことであり、焼き餃子は別の料理である。「まんじゅう」はふつう蒸し器で蒸したもの。それをふつうは「蒸しまんじゅう」とは言わず単に「まんじゅう」と言う。そしてそれを焼いたものを「焼きまんじゅう」と呼んで区別するようなものだ。

よく焼き餃子と称するものは「鍋貼児(guotier)」と言う、と言う人がいるが、実は違う。「鍋貼児」というのは餃子の形状をしておらず、餡を皮の真ん中に置いて春巻きみたいに皮を畳んだ……両端をひねったりせずに包んだ……ものである、とかつて中国人の教師から聞いたことがある。

……などとウンチクをたれるほど宇都宮餃子を食べ歩いたわけじゃないナ、と反省。それにしてもなんと餃子餃子した街であることよ。

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