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年末の読書

文庫本をカバンに入れて年末恒例の放浪旅。

笙野頼子『笙野頼子三冠小説集』(河出文庫)を読む。
書店で立ち読みしたらJR鶴見線のことが書かれていたので読んでみたくなったのだ。収録作品は『タイムスリップ・コンビナート』(芥川賞受賞作)『二百回忌』(三島由紀夫賞受賞作)『なにもしてない』(野間文芸新人賞受賞作)の三本です。東北本線各駅停車の車中で読み乍ら吃驚仰天。まさにフィクション(小説)らしいフィクションではないか。絶頂期の筒井康隆を思わせる、ねじれた疾走感とよじれた言語感覚が、虚構の極北(といっても過言ではない)の縁を綱渡りしていてたまらない。しかしまあこのタイトルくらい圧倒的なタイトルは少ないのではないか。思わず拍手。

森奈津子『西城秀樹のおかげです』(ハヤカワJA文庫)を読む。
粉雪混じりの風が吹く東北地方の港町を歩いていたら古本屋に出くわした。何も迷うことなく店に入る。旅先で古本なんぞ買ってもしかたないのだが、もう病気だからしかたがない。マンガと文庫本とエロ本を眺めていたらこの本が目についた。森奈津子・・・誰だっけなあ、聞いたことあるなあ・・・列車の座席に座って読み始めたら突然思い出した。あ、そうか、オタクで変態の人だ。そしてこの短編集・・・最初から最後まで面白い。まるで頭から尻尾の先までアンコがつまった鯛焼きのよう。SFとエロスとギャグが縦横無尽に繰り出される。東北の港町での邂逅に感謝。

今年もよろしくお願い申し上げます。

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