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2007年8月

臺灣のアジワン

アジワンというのは、アジアの国々で気ままにのんびり暮すわんこ(犬)たちを指す造語。片野ゆか著『アジワン−ゆるりアジアで犬に会う』という本のタイトルでもあります。
臺灣のあちこちに犬がいます。飼い犬もいれば野良犬もいます。洋犬もいればアジア犬もいます。というわけで、わんこを愛して止まぬサワコさんのリクエストに応えて今日はアジワン特集。

基隆駅前で寝ていた犬。
のんべんだらりと寝る犬の横を、人々が通り過ぎていました。
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基隆駅のホームで電車の到着を待つ犬。
改札フリーパスで出たり入ったりしてました。
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菁桐駅前の軒下で雨宿り中です。
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十分の線路沿いをうつむきかげんでとぼとぼ歩いていました。
疲れているのかしらん。
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基隆の海岸でたわむれる犬たち。
涼しそうに見えますが、ものすごく暑い日でした。
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福隆駅前で空缶とたわむれていた黒犬。
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上の黒犬とケンカしてました。
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後述しますが、お昼ごはんをご馳走になった船長さんの家にいた犬。
キリリとした美犬で名前はシヤオグヮイ(どういう字を書くのか聞き漏らしました)
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基隆の街を流れる運河にかかる富狗橋のたもとにいます。
帰らぬ主人を待っている…わけではないようです。
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平溪線一日周遊券之旅

基隆−−八堵−−瑞芳−−三貂嶺−−十分−−菁桐

臺鐵支線平渓線の主な拠点は瑞芳である。実際、平溪線に乗り入れる運行本数は七堵発−菁桐行、八堵発−菁桐行が半数を占めているが、私的には瑞芳を拠点としたい。なお瑞芳から三貂嶺までは宜蘭線なので、実際の平溪線は大華−菁桐なのだろう。

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基隆から臺北へ向かう途中、線路は八堵で基隆行きと宜蘭方面行きが合流する。八堵から宜蘭方面行き區間車に乗り、暖暖−四脚亭を過ぎて瑞芳に到着。ここで11:35瑞芳発菁桐行きに乗り換える。平渓線は全長約13キロ、渓谷に沿って山間部を走るローカル線だ。瑞芳に到着したのはお昼少し前。いったん改札を出てから窓口で平渓線一日周遊券を購い、売店で環島鐵路火車時刻表を購う。

平溪線の発車までしばらく時間があるので瑞芳の街をぶらぶらと歩く。瑞芳は基隆までバスで30分。乗り継ぎ時間にもよるが、宜蘭方面から基隆に向かうとき、八堵で乗り換えるよりは比較的早く基隆に着く。基隆から人気観光スポット九分へ行くバスは瑞芳を経由するため頻繁に発着している。今回の滞在中、私は何度もこの基隆−九分−金瓜石経由路線バスのお世話になった。乗り慣れるととても便利な路線バスである。

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ふたたびホームに戻る。宜蘭方面行きの列車が入線するたびに、便當(弁当)立ち売りの小姐が「べーんとー」と声を張り上げる。そう、臺灣では駅弁のことを便當(鐵路便當)というのである。國語の発音は「ビェンタン:bian dang」だが「べんとう」で通じるのだ。まだ幼さの残る小姐が叫ぶ「べーんとー」という、どこか郷愁を誘う売り声が、ローカル線のホームにこだまする。

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やがて平渓線がホームに入線してきた。車体側面は銀色、正面は黄色とオレンジのツートンのDRC1000柴油客車だ。

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平渓線は三貂嶺から宜蘭方面行きと分岐し、山の中へと入っていく。しばらく渓谷沿いや山間をのんびりと走り、やがて十分に到着する。電車は十分の駅の手前の商店街を走る。線路の両側に商店と民家が立ち並び、まるで都電のような世田谷線のような風景で有名。

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十分は侯孝賢監督の映画『戀戀風塵』のロケ地としても知られている。島式のホームから改札まで線路を渡って行き来するのも雰囲気だ。このアングル、このホーム、『戀戀風塵』を観た方なら記憶にあるのではないだろうか。

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十分では列車が通過する度にタブレット交換を行うので近くまで見物に行く。駅員さんが持っている丸い輪がタブレット。

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そして電車は終点の菁桐へとすべり込んだ。菁桐は1929(昭和4)年開業(1945年までの駅名は菁桐坑)という由緒ある駅。臺灣に残る日本統治時代の数少ない木造駅舎として知られている。

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平日の昼間ということもあって駅前は閑散としており、おまけに颱風6号の影響でときおりバケツをひっくり返したような雨が降ってくる。とりあえず飯でも食おうと駅前の小さな商店街を歩き、オバアサンが声をかけてきた小さな食堂に入った。

ここは楊家鷄捲という名物料理がウリだそうで、オバアサンはにかにかと笑い乍ら「ゴハン、タベルカ?」と言い、楊家鷄捲といっしょにスープかけご飯を出してくれた。楊家鷄捲は豚の挽肉などが入った餡を湯葉で巻いて油で揚げたもの。鷄肉に似ているからこういう名前なんだそうな。

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雨に煙る線路を眺め乍ら黙々と食事をしているうちに雨が止み薄日が射してきた。店を出て菁桐駅附近を暫く散策してから駅に戻る。待合室も古ぼけて良い感じ。窓口の奥では駅員が机に突っ伏して昼寝の真っ最中。まあそれくらいローカル線だということだ。

やがてホームに滑り込んできたDRC1000に乗り込み十分、平溪、三貂嶺を過ぎて瑞芳に戻る。ここから八堵まで行って乗り換えるよりも、ここから基隆行きの路線バスに乗ったほうが便利なのである。瑞芳駅前のバス乗り場で地元の人たちといっしょにバスに乗り、ガタガタと揺られ乍ら基隆へ戻った。これで平溪線瑞芳−菁桐間乗車完了。

雨の廟口夜市

夕暮れの基隆は小雨に煙っていた。

新竹発基隆行區間車 
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落ち着いたロングシート 
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今回は港町・基隆に腰を据えてあちこち経巡る計画。2年ぶりの基隆だが、街がそれほど広くないのと、前回は足が棒になるほど散策したおかげで土地カンはバッチリ(笑)。まずは宿探しということで適当に探し歩いて、中正路の路地裏にある安宿に投宿。実はこの宿の前で煙草を吸っていたら、店の前にいた初老のオジサンと目が合った。オジサンは流暢な日本語で「お泊まりですか?」と尋ねてきたので、まずは部屋を見せてもらう。狭い部屋だが1泊700元にしては割といい感じ。まあいいかとここに5泊することにした。

フロントに戻って手続きをして、オジサンに「日本語がおじょうずですね」と言ったら、オジサンは真顔で「私は日本人ですよ。仕事で来るときの定宿なんです。さっきまで老板(経営者)とコーヒーを飲みに言ってたんですよ」と仰る。それにしてもロビーの椅子に腰掛けて、半ズボンにサンダル姿でオバサンと雑談しているさまは、なんとも自然な感じでまるで現地人。

荷物を解いて身軽になるとさっそく廟口夜市へ繰り出した。運河にかかる橋を渡ると、向こう側には賑やかな夜市の灯と人だかり。まずは路傍の屋台で、基隆名物の蟹のあんかけスープと油飯(おこわ)を食べる。しみじみと実に美味しい。ああ、基隆に来たんだなあ、という実感が湧いてくる。続いて米粉湯(太めのビーフンが入ったあっさりスープ)

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廟口夜市の角にある、これまた名物の一口吃香腸(ひとくちソーセージ)を貪る。3センチくらいのかわいいソーセージが1個5元。おまけの生ニンニクといっしょに熱々の焼き立てを齧るのが臺灣流(?)。

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愛玉子果汁(オーギョーチジュース)を飲みつつ夜の街をぶらぶら。小雨に煙る蒸し暑い港町の夜は更けていくのであった。

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宿に戻ってシャワーを浴びテレビを観る。ちょうど颱風6号(パブーク)が臺灣に接近中のため、西南気流が乱れているとテレビのニュースで言っていた。パブークとはラオス語で大きな淡水魚とのこと。ゆらりと臺灣に向けて泳ぎだしたパブークはどこを抜けるのかなあ。

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明治36年開業

−−桃園−−山佳−−臺北−−八堵−−基隆

臺灣といえば中華民國交通部臺灣鐵路管理局、略して臺鐵である。臺鐵は森林鐵路阿里山線(嘉義−沼平)を除く、臺灣全土の鐵道の運行を管理している。ちなみに森林鐵路阿里山線は、農業委員会林務局嘉義林管處に所属している。

いままでに私が乗車した路線は、桃園−竹南(西部幹線縦貫線北段)、竹南−苗栗−臺中−彰化(臺中線)、彰化−嘉義−臺南−高雄(西部幹線縦貫線南段)、高雄−枋寮(屏東線)、枋寮−臺東(南廻線)、臺東−花蓮(臺東線)、花蓮−蘇澳新(北廻線)、蘇澳新−八堵−臺北、および八堵−基隆(東部幹線宜蘭線)・・・といえばもうお分かりであろうが、前述の西部幹線縦貫線北段の桃園−臺北間および竹南−大甲−追分−彰化間(海岸線)、成功−追分間(成追線)、平渓線、内灣線、集集線、林口線といった各支線、前述の森林鐵路阿里山線、そして臺灣高鐵(臺灣高速鐵道:臺北−左營)には未乗車。まだまだ私は臺鐵の経験も修行も足りないのである。

また臺鐵の客車も自強號(特急)、キョ光號(急行。キョはくさかんむり+呂)、復興號(準急)、區間車・普快車(各停)が運行されているが、まだキョ光號、復興號および普快車には乗ったことがない。そこで今回の旅では、西部幹線縦貫線北段桃園−臺北間および平渓線(瑞芳−菁桐間)と、キョ光號そして憧れの普快車乗車を達成すべく、酷暑の臺灣を目指して波濤を越えて(飛行機だけど)来たのである。

區間車(新竹−基隆)
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空港から路線バスで桃園へ向かう。相変わらず便が少なく臺北行きのバスに比べてオンボロ感は否めない。2年ぶりに桃園に到着しすぐに山佳までの近距離切符を購う。ロングシートの區間車(通勤電車)に乗り、陶磁器で有名な鶯歌を過ぎて山佳で下車。山佳は1903(明治36)年開業(1945年までの駅名は山仔脚)という由緒ある駅。この駅舎は文化遺産として保存されている、洋風と和風が折衷された駅舎なのである。数年前までは臺鐵本線で唯一、対面式ホーム間の跨線橋(天橋)も地下道もない駅として知られていたという。私が子どもの頃の日本でも普通に見られた、線路を渡って反対側のホームに行く構造だったのだ。首都圏なら東急世田谷線の各駅をイメージしてください。実になんとも味わい深い山佳の駅舎をご覧あれ。

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ふたたび區間車に乗って樹林−板橋−萬華を経て臺北に到着。途中、樹林の操車場を通過。たくさんの車輌が停まっており、下車してじっくりと見学したい気持に駆られる。臺北からは松山−南港−汐止−五堵−百福−七堵−八堵と通過。八堵からは宜蘭方面行きと基隆行きが分岐する。宜蘭方面行きの線路に別れを告げて、私が乗った區間車は八堵−三坑を過ぎて終点の基隆に到着した。ひとまずこれで西部幹線縦貫線北段の桃園−臺北間乗車完了。

曇天の基隆駅
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FORMOSA 2007, SUMMER…

2年ぶりに臺灣に行ってきた。
雨の港町・基隆で都合7泊、原住民の街・臺東で2泊という長丁場。おまけに私が臺灣に滞在中、颱風が連続してやって来るという椿事もあり、例年よりも涼しい臺灣…といっても日本人にとってはじゅうぶん暑い…なかなか密度の濃い臺灣独り旅。
いろいろなものを観て、いろいろなものを食べ、いろいろな人たちに出逢い、そして鐵道やバスにも乗りまくってきた。これから暫くのあいだ、時系列に沿ったり無視したりしつつ、臺灣の珍道中を紹介していきます。
まずはご挨拶として、基隆は廟口夜市の名物、蟹のあんかけスープと油飯(おこわ)という最強好吃コンビのご紹介。これこれ、これが食べたかったのだよ(笑) これを食べるためだけでも、基隆に来る甲斐があるというものだ。

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避暑地の想い出

梅雨明けしたとたんのこの暑さ。夏はこうじゃなくちゃ、と思う半面、あまりの暑さに悲鳴もあがります。今日は地元商店街の夏祭り、屋台に神輿に浴衣姿の人々が大勢、昼間から夜まで楽しげにそぞろ歩いておりました。夏だねえ。あまり暑いので私もしばらく旅に出てきます。

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