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関東地方ローカル線の旅(2)

那珂湊を発車した気動車は殿山、平磯、磯崎を経て終点の阿字ヶ浦に到着。終点の阿字ヶ浦は静かな駅。いい具合に古ぼけてなんともいえぬ味わいがある。

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とはいえ阿字ヶ浦で降りてもすることはない。ちょっと歩けば砂浜があって、夏は海水浴客で賑わうそうだが、めんどくさいから行かない。ホームのはじっこに古ぼけた車輌が放置されていた。海水浴シーズンには更衣室になるらしい…ここで着替えるのか?

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ここで鉄オヤジたちは全員下車し、海岸に上陸した某国特殊工作員のように、それぞれ迅速に行動を開始した。気動車の写真を撮りまくる、ホーム周辺の写真を撮りまくる、駅舎の隅から隅まで写真を撮りまくる、何やらを熱心にメモする、足早に海の方向へ去って行く……車内でも異様な熱意を発散していた小太りの鉄氏がいたが、彼は見た目にも顔を紅潮させ、せわしなく木造駅舎の写真を撮りまくり、放置車輌を撮りまくり、何を思ったか突然走り出して林の奥に消えていった。きっと特別任務をおびているのだろう。そして暫くのあいだゆっくりとした時間が流れ、発車時刻が近づいてくると、特殊工作員はひとり残らず阿字ヶ浦駅に戻ってくるのであった。

10:44に阿字ヶ浦を発車した気動車は那珂湊に到着。ここで降りてまずは駅舎探訪。古い木造の建物で屋根が高くて広々とした良い駅舎である。

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ここは湊線のターミナル駅(といってもささやかだが)なので、他の駅に比べて駅前は格段に賑わっている。かつては貨物線の停まる駅だったのか、ホームも天井が高く開放感が感じられる。なんとなく台湾鉄道の駅を彷彿とさせるが、戦前の駅というのはこんな感じだったのだろうか。

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裏通りを歩いて暫く行くと海が見えてきた。魚市場があって観光客で賑わっており、観光バスも停まっていた。市場らしい大量の海産物を眺めているうちに腹が減ってきた。そろそろここらで昼飯にしようと、適当な食堂に入って刺身定食を食べる。マグロ、スズキ、アジ、イカなどの刺身がテンコ盛り、大振りのお椀にアサリたっぷりの潮汁がついて、これで1500円は絶対に安い。しかも美味しい。お腹いっぱいである。

満足して那珂湊駅に戻り、窓口で記念乗車券と復刻版時刻表、茨城交通チョロQ、そして駅名キーホルダーを購入。駅名キーホルダーは『殿山』にした。もちろん私が敬愛する役者、殿山泰司にあやかってのことである。ふつうは那珂湊あたりにするのだろうけどね。ウチの近所で茨城交通駅名キーホルダー、しかも『殿山』を持っているやつは、それほど多くはいないだろう。

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それにしても茨城交通湊線は相当なローカル線である。最新型のキハ3710形には車内の電子掲示板で次の駅名を表示させる機能がついている。ところが阿字ヶ浦から折り返してきた勝田行き上り電車に乗ったら、駅名表示の切り替えを忘れていたようで、下り電車の駅名表示順のままになっていた。運転手も忘れているが乗客も誰ひとり気にしてない。ということはあってもなくてもいいのである。

阿字ヶ浦の乗車券売場でこんな貼紙を発見した。新千円札が使えないのはご愛嬌だが、新500円玉が使えないのはさすがに珍しいかも。しかも乗務員に申し出れば旧札に交換してくれるそうだ。さすがに今じゃそんなことはないだろうが吃驚である。

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殿山を過ぎて那珂湊に近づくと線路は大きくカーブするので気動車は徐行運転になる。突然視界に白いものが横切った。よく見ると、白い猫が徐行運転の気動車を追い抜いて、線路を横切って隣の家の露地に消えていった。徐行運転にもほどがある。ついでにいえば車内にゴミ箱が設置されていた。まったくローカル線にもほどがある(笑)

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茨城交通湊線は主力車輌のキハ3710形が走っているが、たまにキハ22形を走らせて鉄道ファンにアピールしている。かつてはあちこちの路線から、払い下げになったキハ20形気動車をかき集めていたそうだが、さすがにいまではそれもままならず、新製車輌のキハ3710形が主力になっている。それでも駅舎といい沿線風景といい、典型的なローカル線の雰囲気が濃密な茨城交通湊線であった。(まだ続く)

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コメント

電車や駅舎もいいけど、市場の新鮮なお刺身定食の写真はないのですか?

「料理モード」じゃなくていいから、これからはそういう写真も撮ってください。

えーと、ですね…食堂で料理の写真を撮るというのは、けっこう勇気がいるのです。私にとってはネ。
店の人に、写真なんか撮ってんじゃねえよ、なんて思われてるんじゃないかなあ、なんて思うんですよ。そんなに気にしなくてもいいのかもしれませんが…
サワコさんを見習って、これから努力してみます(笑)

こんな私ですが、いつもハラハラしながら写真を撮っています。何か聞かれたら「食事日記をつけてるので…」と答えようかな、なんて。

でも最近は写真を撮る人も多いのか、お店の人ににらまれたり、何か言われたことは今のところありません。

慣れてくると、なるべくお店の人の目につかなそうな席についたりします。それもヘンですけどね。

まあ、楽しみにしている読者もいる、ってことでよろしくお願いします(?)。

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