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ドジでノロマなジェルヴェーズ

先週からゾラの『居酒屋』を読んでいる。

十九世紀のパリを舞台に繰り広げられる、なんともはやドロドロの愛欲ドラマ、昼メロも真っ青という感じの小説。不幸と貧困から脱出したジェルヴェーズがどうしようもないダメ男、それもふたりにまとわりつかれて、ふたたび沈没してゆくというお話である。

ジェルヴェーズと再婚したクーポーは、もとは真面目な働き者だったのだが、不幸な事故に遭ってから酒浸りになっていく。ジェルヴェーズを捨てていった、悪魔のような最初の夫ランチエは、ある日ふたたびジェルヴェーズの前に現れて、彼女をふたたび堕落させていく。もっともずるずるとこのふたりの夫と同居することになるジェルヴェーズもダメ女なのであるが……

毎日泥のように疲れて帰宅する途中、電車のなかでこのドロドロ小説を読んでいると、これが実に面白い。疲れが吹っ飛ぶ、というほどではないが、登場人物のあまりのバカっぷりに、爽快な気分にさえなってくるところが面白い。

さてこれからこの話、どうなっていくのであろうか。まるで大映ドラマみたいな小説だ。

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