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川の流れに草は青々

臺灣映画界の巨匠・侯孝賢映画祭が始まった。

『川の流れに草は青々』(1982)

臨時採用でのどかな田舎町の小学校に赴任してきた青年教師・廬大年(鐘鎮濤)。クラスのワンパク三人組は初日から騒動を巻き起こし大年もびっくりである。大年の下宿は、同僚の音楽教師・陳素雲(江玲)の実家が経営するおんぼろ映画館の二階。映画館の二階に住むなんて羨ましい。大年と素雲はなんとなく良い雰囲気で彼女の両親はちょっと心配気味だ。ある日大年は、川に毒を流して魚を捕っていた男を注意して逆にやっつけられたしまった。翌日、教室でこの話を聞いた級長が、その男はワンパク三人組のひとり周興旺の父親だと言い出して取っ組み合いのケンカになる。

大年と素雲の仲が良い雰囲気になっているとき、臺北から大年のガールフレンドが突然やってきた。いかにもはすっぱなガールフレンドの登場で村は大騒ぎ。素雲は嫉妬して怒ってしまう。やがて大年が正式に素雲にプロポーズして悶着も収まり、ある日大年と素雲は子どもたちを連れて川遊びに出かけた。そこに川に電気を流して魚を捕っている興旺の父が現れ、興旺はいたたまれなくなって逃げ出した。傷ついた興旺は母恋しさに幼い妹を連れて家出してしまい、途中で保護されてしまう。興旺の母親は離婚して家を出ていき、父親は子どもたちを養うために魚を捕っていたのだ。

大年は“愛川護魚”(川を愛し魚を保護しよう)運動を開始して奔走し、ついに村は環境保護区の指定を受けることになった。改心した興旺の父親も保護運動に協力し、みんなは楽しそうに稚魚を放流する。臨時採用期間が終わり大年は素雲といっしょに村を去った。田園地帯を走る列車を追いかけて、子どもたちがいつまでも別れを惜しんでいた。

かつては日本の何処にでもあったようなのどかな農村風景と、真っ黒になって遊び回る子どもたちがとてもかわいい。子どもたちは基本的に子どもたちの世界で遊びまくっているが、少しづつおとなの世界の入り口を垣間見る。ワンパク三人組のいたずらや失敗には大笑いさせられる。川で思いきり遊ぶ子どもたちの姿がとても良い。なんとなく70年代の松竹が濫作した青春ドラマを観ているようだ。熱血青年教師とマドンナ教師のさわやかな恋愛劇を軸にして映画は進行するのだが、暴れ回る子どもたちのサイドストーリーにかすみがち。

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