2020年9月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30      
フォト
無料ブログはココログ

最近のトラックバック

« やわらかい生活 | トップページ | 忙中有閑 »

末廣亭、二階席から高座を見れば

演藝研究会会長と新宿駅で落ち合い甲州街道沿いの増田屋へ。バカの一つ覚えのようないつもの展開である。蕎麦をたいらげ雑談もひと区切りついたところでよっこらしょと末廣亭へ向かう。意外なことにそれほどたいした香盤でもないのに場内はやたらと混み合っている。なんだか知らないがビデオカメラが3台も設置されていて首を傾げた。末廣亭のテレビ中継なぞ考えられないしBS放映でもないだろうし、ひょっとして寄席チャンネル(あるのか知らないが)、もしくは東京MXTVか? お茶子さんに案内されて二階席にあがる。ところがここにも陸続と客が上がって来る。うーん、なぜだろう? ヒマつぶしに神宮球場へスワローズ対カープ戦を観に行ったら超満員だったので驚いた、といえばおわかりになるだろうか? これじゃ野球ファンしかわからないなあ。

本日の演者は三遊亭小金馬、三遊亭歌之助、昭和のいる・こいる(漫才)、東京ガールズ(邦楽漫談)、柳家勢朝、柳家さん喬、柳家正朝、入船亭扇遊、柳家とし松(曲独楽)、古今亭志ん五、入船亭扇橋、大空遊平・かほり(漫才)、トリが三遊亭金馬だった。

圓歌一門の逸材、歌之助は爆笑漫談で客席を笑いの渦に巻き込む。インチキ外国語ネタもよく聴けば実にくだらないのだが、勢いでたたみかけられると思わず笑ってしまう。「私は韓国語もできるんです。ヨーチョンギレルハサミダ!」のいる・こいる師匠は笑いのツボを絶対にはずさない円熟味をいかんなく発揮し、初めて観る東京ガールズは品のある三味線、小唄に軽いギャグが小気味よい。この女性邦楽ユニットは柳家紫文(俗曲)の一門だそうな。

色物さんの熱演に比べて本日の噺家はおしなべてつまらなかった。さん喬も志ん五も期待はずれだったし、その他については何も言うまい。大ベテランの扇橋師匠は何を思ったか前座噺の『つる』を一席。演藝研究會會長曰く「うーん、これじゃあそろそろ扇橋師匠も危ないぞ(苦笑)」トリの金馬師匠はなんと『船徳』を熱演。この噺はけっこう身体に負担がかかると思うのだが、喜寿を過ぎた金馬師匠、顔を真っ赤にして熱演である。「この陽気にこの『船徳』なんて、元気そうに見えるが金馬師匠も危ないぞ(苦笑)」まったくもって嫌な客である。それにしても金馬師匠、細かい所作のひとつひとつがきちんとしていて、さすが大ベテランである。

さん喬曰く「本日は『大銀座落語会』に目もくれず、ここ末廣亭にお越しいただきありがとうございます。まあ、みなさん切符を買えなかったんでしょう(笑)」と笑わせていたが、今日の寄席の演者は「大銀座落語会からお呼びがかからなかった人たち」でもあるのか。ま、寄席なんてそんなもんだからいいんですけどね。

« やわらかい生活 | トップページ | 忙中有閑 »

落語・演藝」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 末廣亭、二階席から高座を見れば:

« やわらかい生活 | トップページ | 忙中有閑 »