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幻想の図書館

図書館が舞台となる、あるいは司書が主人公となるジャンルの小説?がある。作家の阿刀田高はかつて国立国会図書館の司書だったので、その小説には図書館がよく出てくる。篠田節子も元市立図書館勤務だったが、その作品に図書館が出てきたかよく憶えていない。まあともかく世の中には図書館が舞台となる小説がけっこうある。図書館というと本好きには天国のような迷宮のようなイメージが投影されるからか、SFやファンタジー小説が目立つようだ。私はファンタジー小説はまず読まないのだが、最近書店で見つけて思わず手にとってしまった本を2冊紹介する。

十月ユウ『その本、持ち出しを禁ず』(富士見ファンタジア文庫)
(あらすじ)命が惜しかったら図書館内では月詠読破に逆らってはいけない。それが私立永命学園高校の暗黙のルールである。図書館の規則を守らない者には、容赦なく正義の鉄槌をふるう学園最強の図書部長として、月詠読破は全校生徒から一目置かれていた。だがそれは彼の表の顔でしかなかった、、、

山形石雄『恋する司書と戦う爆弾』(集英社スーパーダッシュ文庫)
(あらすじ)「ハミュッツ=メセタを、殺せ」——死者の全てが『本』になり、図書館に収められる世界の話。記憶を奪われ、胸に爆弾を埋め込まれた少年コリオ=トニス。彼の生きる目的は、世界最強の武装司書、ハミュッツ=メセタを殺すこと。だが、ある日手に入れた美しい姫の『本』に、彼は一目で恋をする。その恋が、コリオを更に壮大な争いに巻き込んでいく、、、

どちらもやたらと図書館が聖域化されている。しかも「学園最強の図書部長」だの「世界最強の武装司書」だの、やたらと司書が強力。世界最強の武装司書ハミュッツ=メセタは、音速の五倍を超え射程距離は35キロメートルという投石機を操り敵を殲滅する。学園最強の図書部長(高校の図書部ってことだ)月詠読破は、図書館の本を粗末に扱う不良を、鎖を絡めた革装の分厚い本で一撃で叩きのめす。うーん、なんだそれは。現実では図書館は聖域じゃなくて、なんだか古い本がたくさん詰め込まれている場所と思われている。司書というのは青白くて柔弱でオタクな人びと、ってのが一般的なイメージではないか。だいたい他部署や学生からはこういう声を聞くことが多い。

司書や学藝員という職業は、だいたいがひねもす資料をいじくりまわすことに至福の笑みを浮かべるタイプと、利用者に図書館や博物館の素晴らしさを説いてまわり、利用者へ奉仕することに至福の笑みを浮かべる、というタイプに二分される、ような気がする。私はどちらかというと前者だが、実は毎日毎日請求書と統計資料と予算書しか見ていない。毎日仕事に追われている、強くもなんともない庶務係長だからしかたないなあ。

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コメント

キムタクと常盤貴子のドラマ「ビューティフルライフ」、安田成美と中森明菜の「素顔のままで」でも図書館が登場していました。(どちらも古くてすみません)

「スカートにパンプスでどうやって配架するんだ」、「スーツで脚立にのぼっているなんて」、「ブックポストに婚約指輪? 休館明けなのにポストに入っている本が少なすぎる」、「カウンターで話し込んでいたら、利用者が列を作るはず」などなど同僚たちと文句ばかり言っていましたっけ。

でも、もしかしたらロケ先に選ばれるかもしれないという話があった際には、

>生キムタクに会えるかも?

と色めきたったのも事実です。

まあ実際は図書館に常盤貴子はいないし、キムタクみたいな利用者もまれですね。

浅草の演芸場に長瀬クンや岡田クンがいないのと同じでしょう。

管理人氏の興味外と思いましたので、チャチャを入れてみました。失礼失礼。

そのドラマは観たことがありませんが、安田成美がブックトラックを押して書架のあいだを歩いている写真を観たことはあります。そうですか、あれが『素顔のままで』だったのですか、って知らないけど。

うちの図書館がドラマのロケに使われたことがありました。ほんのワンシーンだけでしたが、職員からみればけっこうオンボロな閲覧席なのに、画面で観るとまあ良い雰囲気で映っていました。撮影技術って凄いねえ。

映画で図書館といえば東陽一監督の『サード』(1978)、永島敏行と森下愛子(可愛い!)が高校の図書室でケシカラヌコトをイタしております。これは有名かな。あとポルノ小説でも『図書室のナンタラ〜美人司書の誘惑』(タイトルうろおぼえ)とかなんとかいうのがありました。よっぽど入館者が少ない図書館じゃないと、書架の奥で誘惑なんて、、、、ちょっとねえ。下品なオハナシで失礼しました。

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